Crisp

冬生まれの冬好きとしては、ベルリンの寒さについてあまり心配はしていませんでした。

以前、冬にベルリンに遊びに来たときも、友人に「ベルリンに来るなら夏に来なきゃ!ベルリンの冬は寒くて暗いからね、、」と言われたけど、年中暑いところより全然マシだと思っていました。

つまりは、なめていたわけです。ベルリンの寒さを。

 到着初日(0

あ、まぁ寒いけどこれは持ってきた超極暖ヒートテックを使うほどでもないかもな!

3日目(-1
寒くても青空だと気持ちいいなぁ!

7日目(-2
あれ、、、あれれ?(いそいそと極暖ヒートテックを着用)

10日目(-3
だめだ、ズボンの下にヒートテック(短)履こう

12日目(-3
だめだ、ズボンの下にヒートテック(長)履こう

14日目(-4
ヒートテック...買い足すか


気づいた。マイナス3度以下になると、人は死んだ魚の目になってしまうのだ。体の芯が冷えてしまうといっかんの終わりなので、とにかく外に出るときは必死で早歩き。防寒に集中しすぎて、目がちょっぴり怖くなってしまう。0くらいまでだったら、まだ澄んだ空気を楽しむ余裕があるんだけどなぁ。


マイナス3度以下の環境における唯一の楽しみは、鼻息までもが白くなること。口からでなく、鼻から。みんな鼻からフンフン白い息を大量にだしているのが、機関車状態でちょっとおもしろい。

ところで私は英語で天気を表現するときにcrispという言葉を使うのが、とても好きです。

ロンドン留学時代の元フラットメイトが、気持ちの良い青い冬晴れの日にcrisp and brightという表現をしていて、そこで初めて”crisp”という単語が天気の表現に使えると知ったけど、本当にぴったりの単語だなぁと思う。

パリッとした、青い日。
東京でも、ロンドンでも、ベルリンでも、寒い冬の日々の中にもときどきそういう清々しい日があって、私はそんな日が大好きだ。春のふわふわ陽気よりも断然いい。

f:id:fuyu-berlin:20170224073235j:plain
crispな日のベルリンの串刺し団子ことテレビ塔

とまぁ、けっきょく寒さとは愛憎の関係にあるわけですね。でもやっぱりなんだかんだ愛のほうが強いかな。

ここ最近は気温が氷点下にまでなることはほとんど無くなりました。数日前に気温が12になったときは、みんなここぞとばかりにカフェのテラス席に座って気持ちよさそうにお日さまを浴びてたな。

f:id:fuyu-berlin:20170224073344j:plain

 どこのカフェもテラス席はいっぱい


こういう景色を見ていると、冬が好き好き言いながらも、はじめてベルリンで過ごす春夏が楽しみになってきたりもします。